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心が折れるより 骨が折れるほうがましだ!  プレーパークサポーター養成講座(初級編) 〜プレーワークを学ぼう!きほんの『き』〜
https://morinos.net/report/2649/

重複もありますが、2020/10/4の第1回に参加して私の心に残ったこと、以下に記してみます。

特別講師はTokyoPlayの嶋村仁志さん(メダカさん)。まさか、東京から岐阜に移住してすぐに、初めてTokyoPlayトークを聞くことになるとは……!

開始早々、皆で書いた付箋を、外されてグチャッと捨てられる

「今の子どもたちが、こんなことをして遊べたらいいのに」

みんなで自己紹介後、それぞれの想いをホワイトボードに貼りつけた付箋。
が、整理されていくと思いきや、

「ところで、大人は子どもたちにどんなこと言いますか?」
早く早く』
『危ない』
『汚い』
『アレしてみたら?(大人エゴの誘導)』
『静かにして』
「そんなこと言いますよね」「じゃあこれ出来ない」
「こっちも無理だ」

フレーズ発表と共に、ホワイトボードの付箋が握りつぶされ床に捨てられていく(笑)

想いが握りつぶされる体験。
ふとした大人の言葉が遊びを妨げていくんだという体感。

気づきの多い爽快(?)な入口を経て、現状の子どもの環境やプレーパークの歴史について。

今「遊び場」どころか「身の回りの生活環境」という土壌に、問題が起きている。 取り除くべきハザードかの判断もないまま、リスクばかり重視、ルールで固められ、コミュニケーションは今や、大人同士もヤバい!

私の脳内「人々の所有意識/自分たちを守りたい感覚が強くなっている、その根本は不安だから?」

遊び場に関わる人たち、どうしていたらいいのかな?

プレーワーカーに求められる多様な能力。遊びや救急の知識だけでなく、歓迎コミュニケーション/危機管理/児童養護の視点など場にいる間は一日中マルチタスク。

その中でも大事な基本は、

専門家にならない/何でも任せられない。参加の大人や子どもを主役に。「作ってあげる」でなく一緒に作る。 

・「体験」というパッケージ商品があふれる現在(マニュアルどおりで失敗もなく記念写真を目的としたような)。遊びと活動アクティビティは違う。どちらが良いというのでもなく、自分が何を提供しているか、比重を認識すること。 

参加の大人(特に父親)に、自分の子以外との交流をさりげなく促進。 

子どもたちは大人の失敗が大好物! 悩んでいる姿も失敗も見せる。 

・リスクとベネフィットのアセスメント、挑戦が成長につながるかの判断。 

・「子供の安心どう作るか」常に考える。 

・子どもと関わる姿勢は:SLLTDR=Stop,Look,Listen,Think,Decide,Reflect(止まって見て聞いて関わりを考えて決めて後から振り返る) 

おもしろそうにやること!

メダカさんの「基本のき」最低限守りたい3つのポイント=「いのち(心身)を守る/心が許せる人になる/楽しむ」を聞いたのち、

「実際に外でプレーパークを体感しながら皆さんの基本も考えましょう」

①子どもの何によろこびを感じた? ②モヤッとしたこと気になったこと。この2問の答えをたくさん持ってきてください

以前、東京中野区でやっていた公園遊び会を思い出した一日。

遊び場を提供するメンバーで毎回、上記の問いと振り返りをやったら深まりそうだなぁと思いました>これからの皆さまぜひ^^

外に出て、私がさっそくモヤッとしたこと気になったことは「私はここでの学びを活かす場が今はないんだな」「困っていそうな人やポツンとした場に近寄りたくなる自分がいる、遊びより支援の視点が強そうな自分に改めて気づく」 自分の立ち位置。

その他、気づきシェアや振り返りで心に残ったこと。

「講座の参加者に男の人が少ない、子どもや遊び場に関わる男性の仲間が増えてほしい」 

「先に自分で遊んで体験しておくと、場の問題点が分かる」

 「人によって判断が異なる、どこまで目を届かせるか/手を出すか問題は、気になったなら動いたほうがいい(事故や事件になってからの動けばよかった後悔が一番悲しい)」 

「遊び場に実子がいるときの、実子との関わり。周囲にその子の信頼できる環境(人や場への慣れ)が整うまでは、実子を優先して良い(私も体験からそう思います)」

プレーパークの学びを深める参考書籍なども紹介。一部はTokyoPlay公式サイトでも購入できそうです:https://tokyoplay.thebase.in/

出し損ねた自分の疑問。今後、質問したり体得したい。

建物の裏に行ってしまった子どもたちを、どうフォローするか。完全に目が届かない状況は危険に思う@練馬プレーパークの方も『管理小屋で死角ができ要注意』と話していた)」

 「『思春期まっさかりの中2は来ないんだよね』と言う話を聞いて、中学生や高校生を誘い出すような作戦や機会も大事と感じた」 

「大人と子供の配分について。こういう場で『子どもだけで!』という声もよく聞くが、完全なそれは危険に思う。猿山の猿理論で万人の万人による闘いから子どもたちに体験させるのか、子どもの闇や喧嘩も同じ、子どもの環境には保育士の視点が常にあってほしい

第2回も楽しみです。貴重な機会と楽しい場を、本当にありがとうございます。

おまけ:園舎のまわりで遊ぶためのリスク管理~関市公的保育園【morinos連携プログラム】

この試みも動画内の言葉も素敵だなぁと、今回の講座とは関係ありませんが載せてみました😄 関市の保育園!

https://www.instagram.com/p/CF7KYZflfeJ/

モリノスのお片付けを手伝う子どもたち。釘を集めています。楽しかったね!

こんなところ!

MORINOS(モリノス)

関さんぽ

岐阜県関市と隣接する市町村を、一緒に散歩しましょう!