※2020年の訪問記です。

「鵜飼ね、知ってるけど、鵜に魚を捕まえてもらって出させる漁法だよね、長良川沿いでチラ見したことあるよ。特にまた見たいとは思ってないかなぁ?」

そう思っていた頃もありました。そう思っていたのに……!?

まるで昔にタイムスリップしたような鵜飼の光景、「これから毎年参加の恒例行事にしたいね!」と言うほどに、しみじみ感動しました。

そんな、感動の軌跡を一緒にどうぞ。

屋形船に乗船、長良川を北上して待機。

少しずつ夜が寄せてくる、静かな長良川。ただ浮かんでいるだけで気持ちいい。

鵜匠さん直々に鵜飼の道具や歴史のお話もありました。

鵜匠さんと船頭さんたちは、たき火を囲んで鵜飼の準備を始めます。

屋形船の提灯にも火が灯ります。わ、電気じゃない……!

鵜飼がはじまる

かがり火のパチパチはじける音、鵜匠さんの「ホウホウ」というかけ声、トントンと船べりを叩く音、船をこぐ音、水の音……

幻想的な光景が目前に広がりました。

少しでも伝わればと、この光景を動画でも……

…………。

え!? 大変! 今見直したら、子どもたちが「鵜か白鳥か」で揉めてるよ……!?(鵜だよ! 海鵜(ウミウ)だよ!)

鵜飼のあとも、鵜匠さんや海鵜とのふれあい

屋形船からおりて、鵜舟にかけよる子どもたち。

今回この鵜舟で捕れた、天然の鮎たち。

ありがたいことに、子どもたち、鵜を撫でさせてもらっていました。(いつもOKとは限らないので、鵜匠さんやスタッフの方に必ず確認をお願いしますm(_ _)m)

鵜たちは、自分たちのスペースで食事と休息へ。

広い! 専用プールがある!

ポーズをとってくれた鵜さん。

鵜、鵜匠さん、船頭さん、スタッフの方々によるチームプレイ。「とても良いものを見た……」と透んだ気持ちで帰途につきました。

2021年もお邪魔します!

『鵜匠』の命名は織田信長によるものと言われ、又、徳川家も苗字帯刀御免等の待遇を与えていました。そして明治23年には宮内省に属することとなり、現在に至るまで小瀬の鵜匠は宮内庁式部職の鵜匠として宮中の御用を続けると共に、伝統的な漁法を守り続けています。

https://www.ozeukai.net/%E5%B0%8F%E7%80%AC%E9%B5%9C%E9%A3%BC%E3%81%A8%E3%81%AF/

気になった方はぜひ小瀬鵜飼、屋形船に乗ってみてくださいね!

場の情報

小瀬鵜飼(関遊船株式会社)

関さんぽ

岐阜県関市と隣接する市町村を、一緒に散歩しましょう!